しゃっくりはなぜ出るの?原因としゃっくりを止める方法とは?

しゃっくりってある程度時間が経つと勝手に止まっていきますよね。昔はしゃっくりを100回したら死ぬとか言っていましたけど、一度子供の頃に長い時間しゃっくりに悩まされたことがあって、「このまま本当に死んじゃったらどうしよう…」と思った事があります(笑)

そんなしゃっくり、なぜ出るか分かる人っていますか。勝手に止まってはいくものの、できれば早めにしゃっくりって止めたいですよね。そこで今日は、しゃっくりが出る原因と止める方法について紹介していきたいと思います。

しゃっくりってそもそも何?

しゃっくりは横隔膜の痙攣です。横隔膜が痙攣すると、声帯の筋肉が収縮し、その狭くなった声帯を息が通ることで「ひくっ」となります。しゃっくりは別名吃逆(きつぎゃく)とも呼ばれています。

このしゃっくりですが、健康な人でももちろん起こり得ますし、ほとんどの場合自然に治っていきます。ただ、しゃっくりの原因が病気の場合は治療しないと止まらないので、病院に行く必要があります。

例えば、2日以上しゃっくりが続く持続性吃逆だったり、1か月以上しゃっくりが続く難治性しゃくりの場合は、精神面でなく脳や肺に疾患がある可能性もあるので必ず内科でまずは診てもらって下さい。

しゃっくりの種類とは

しゃっくりには主に3種類のしゃっくりがあるので1つずつ紹介していきたいと思います。

・中枢性しゃっくり

脳やせき髄を含む神経系の中枢神経が刺激されることによって起こるしゃっくりです。
中枢神経が刺激されているしゃっくりはなかなか止まらないことが多く、脳腫瘍や脳卒中、アルコール依存症などを患っているとしゃっくりとして出てくることが多いです。

・末梢性しゃっくり

中枢神経から伸びている細かい神経線維である末梢神経が刺激されることで発症するしゃっくりのことで、肺炎や気管支喘息、胸膜炎などの病気が原因で起こると言われています。

・横隔膜性しゃっくり

一般的なしゃっくりと呼ばれるものがこれに当たるのですが、主に胃による圧迫で横隔膜が刺激され引き起こされます。一過性の場合は、食べるスピードが速かったり、満腹になりすぎるのが原因なためそこを意識して食べることで治っていきます。ここを改善しても治らない場合は腎臓の病気が原因かもしれません。

しゃっくりはなぜ出るのか?その原因とは

しゃっくりの原因は、現在の医学でもまだ解明されていません。横隔膜が痙攣して起こるものなのですが、何らかの刺激によって引き起こされます。では、しゃっくりが出る要因となっているきっかけについて紹介しておきます。

【しゃっくりが出るキッカケ】

・早食いや一気飲みをする
・食べ過ぎ
・ストレスが溜まっている
・大笑いする、笑いすぎ
・香辛料やアルコールの摂取

しゃっくりを止める方法とは

いくら自然に治ると分かっていてもしゃっくりはなるべく早く止めたいですよね。
しゃっくりの原因は横隔膜の痙攣と言いますが、止める時も同じで横隔膜や周辺組織を刺激することで止められると言われています。

では、しゃっくりを止める方法についていくつか紹介したいと思います。

・息を止める

これは、昔からよく言われている方法で一度はみんな試したことがあると思います。ただし、息を止めるにはコツがあって、息を思いっきり吸い込んだ後で止めるのが効果的だと言われています。

・咽頭への刺激

チューブや綿棒を使って咽頭を刺激することで横隔膜を刺激することができると言われています。

・しゃっくりを止めるツボを押す

しゃっくりを止めるツボが体の中にあるので、そこを刺激することで止まると言われています。そのツボの名前ですが、天突・内関・巨闕などが有名です。

その他にも

・誰かに驚かしてもらう
・ハチミツを飲みこむ
・くすぐる
・うがいをする
・水をごくりと飲む
・息を何回も飲みこむ
・舌を引っ張る

などなど色々あります。

【まとめ】しゃっくりについて

以上、しゃっくりの原因と止める方法についてお話してきましたがいかがだったでしょうか。私自身、横隔膜が痙攣しているというのは知っていたのですが、どうしてなるのかキッカケについては全く知りませんでした。

最近はあまりしゃっくりが出ないですけど、よく考えたら子供の時の方がよく食べていたから出ていたのかもしれませんね。いつか止まるって分かっているしゃっくりですが、長く続いた場合は病気が隠れていることもあるので病院に必ず行って下さいね。

また、しゃっくりって結構大事な場面で出てしまうことってありませんか。そういう場合、少しでも早くしゃっくりを止めたいですよね。そんな時は、今日紹介したしゃっくりの止め方を是非参考にして下さい。

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