若い時は何も気にせず肌を焼いていた私ですが、30歳を迎える頃から「紫外線は体に悪い!」と美容のお仕事をしている知人から教わり、そこから日焼け対策に力を入れ始めました。
が、子供がスポーツをするようになってどれだけ対策していても、いつの間にか日焼けしてしまっていることも多く、鏡を見る度にため息をつくばかり。そして、30も半ばに差し掛かるとチラホラ見え始めるあれ。
そうシミが出てくるんですよね。「あ~、戻れるならあの頃に戻りたい!」と思いますが、それは無理なので今日は、シミが出来てしまった時の対処法についてお話していきたいと思います。
シミってどうしてできるの?どんな種類があるの?
シミって言っても実はいろんな種類があるって知っていましたか。
シミの種類
①肝斑
CMでもよく耳にする言葉ですが、両ほほのあたりにぼんやりと出てくるシミのこと
②そばかす
シミではないかもしれませんが、遺伝によるものが多く、紫外線によって濃くなったり、薄くなったりする
③脂漏性角化症
イボみたいに膨らんでいてどんどん分厚くなってくるシミのこと
④花弁状色素斑
白人によく見られる背中や方、胸元あたりにできるシミのこと
⑤老人性色素斑
紫外線によってできるシミのこと
⑥炎症性色素沈着
ニキビを潰した跡や虫刺されの跡が残ってシミになっている状態のこと
以上、6つに医学的には分かれると言われています。①から④までは自然に出来てくるものなので自分でどうにかすることはできませんが、⑤と⑥に関しては予防すればできにくくなるし、またできてしまってもシミ消しなどで対処していくこともできます。
では、何をすればシミを消すことができるのでしょうか。
シミを消すための方法とは
①レーザー治療で消してしまう
一番手っ取り早い方法としては、レーザーでシミを消してしまうことです。私の周りでも医療レーザーでシミを薄くしている人がいます。お金はかかりますが、あっという間に終わる上に、確実です。
ただし、レーザーでシミをとる場合、肌を再生するのに3~6カ月の期間が必要になります。また、一番確実な方法ではありますが失敗する可能性もあります。とくに顔のシミを取ろうと思って、レーザー治療したのに火傷みたいな跡が残ってしまった…なんてことになると悲惨ですよね。
ですので、レーザー治療を行う場合は必ず信頼できる美容クリニックを選び、しっかりカウンセリングしてもらうようにしましょう。
②美白化粧品を使う
「どうしてもレーザー治療を受けるのが怖い」「レーザー治療が高額すぎて払えない」という人におすすめなのが美白化粧品を使うことです。私の知人でレーザー治療に失敗したことがある人がいるのですが、その人は美白化粧品でその跡を消してしまったそうです。
美白成分としておすすめの成分はアルブチン、トラネキサム酸、プラセンタ、ビタミンC誘導体になります。とくに、ビタミンC誘導体は美白化粧品の中ではオススメの成分でこれが含まれている化粧品は美白効果が高いと言われています。
ただ、美白化粧品の場合はシミが改善されるまで使い続けることになるので、結果的に費用がかかってしまうという場合もあります。そうなると、レーザー治療の方が安くて早かった…なんてことにもなるので、どちらが良いかわはよく考えてみましょう。
シミができないようにする方法とは
それでは、できてしまったシミを消す方法についてお話してきましたが今度はシミができないようにするための予防方法についてお話したいと思います。
①日焼け止めをしっかり塗る
シミ対策のマストアイテムと言えば、日焼け止めですよね。紫外線をケアすることでシミができにくくなることぐらいは、みなさん知っていると思います。ただ、この紫外線って夏に強いイメージがあるのですが、実は5月が一番紫外線が強いとも言われているんです。
紫外線にはUVAとUVBがあるのをご存知ですか?UVAは赤みや炎症は起きにくいのですが、たるみやシワの原因となっているものです。一方、UVBは肌が赤くなりやすく、いわゆる日焼け、シミの原因になると言われています。
そして、日焼け止めでよく見るSPFやPAですが、SPFにはUVBに効果があり、PAはUVAに効果があると言われています。ですので、日焼け止めを選ぶ時は何を重視したいのかを考えて選ぶようにしましょう。
②食べ物やサプリメントでシミ対策
シミ対策は実は食べ物やサプリメントでも対策することができます。
例えば、シミに効果のある食べ物としては
・メラニンの生成や活性酵素の働きを抑えてくれるビタミンA・C・Eを含んだ鶏肉・豚肉・にんじん・かぼちゃなどなど
・抗酸化作用やメラニンを抑制する働きのあるアスタキサンチンを含んだ鮭やエビ、カニなどなど
・肌のターンオーバーのスピードを正常なサイクルに戻し、炎症による赤みや大人ニキビを防いでくれるオメガ3系脂肪酸を含んだマグロ、ほうれん草、大豆などなど
がおすすめの食品となります。これに合わせてミネラルやたんぱく質などバランスのとれた食事をしていくことが大事です。
また、食事だけではどうしても十分に摂れない栄養があります。そういったものはサプリメントで上手く補充すると良いでしょう。良く言われるのはビタミンCですが、その他にも
・L-システイン
・トラネキサム酸
・プラセンタ
などなどです。これらをしっかり含んだサプリメントを選ぶようにして、摂取して下さい。
③UVカットの日傘や帽子などをフル活用する
私自身、子供の習い事の関係で外にいる時間が長いのですが、そんな時の対策として日傘、帽子、アームカバー、パーカー、サングラスは欠かせません。これらのグッズ、全てUVカット加工になっているため、日焼け対策もばっちりです。
結構忘れがちなのが、みんな日焼け止めは塗っているんですけど目から紫外線が入ってくるということなんですよね。目に日焼け止めは塗れないので、サングラスはおすすめです。
私の子供はもともと充血しやすいというのもあって、夏場は結構サングラスをかけています。「何?!あの子?」って周りからは思われているかもしれませんが、外国では普通だし、本人も好きみたいです(笑)
④窓ガラスにUV加工されたフィルターを貼る
「家にいるから日焼けしない」と思っている人もいるかもしれませんが、窓から入ってくる光は十分に紫外線を含んでいます。私なんかも窓際でカーテンを全開にして仕事をしているのですが、気が付いたら黒くなっていた…なんてこともあります(泣)
そんな人におすすめなのが窓ガラスに貼るタイプのUV加工フィルムです。スプレータイプもあります。これをしているのとしていないのでは日常紫外線の量が明らかに変わってくるので、おすすめです。
シミ消しの対処法や対策のまとめ
以上、シミ消しについてお話してきました。「私はシミなんか一つもないから大丈夫!」と思っている人もいるかもしれませんが、よーく鏡を見てみて下さい。
見たくないものが見えてくるかもしれませんよ(笑)
できてしまったシミは消すしかありませんが、レーザー以外はなかなか時間がかかります。できればシミを作らないようにするためにもしっかり対策していきましょう。