そばって聞くとヘルシーなイメージを持っている人も多くないですか。
実際、私もうどんかそばか、パスタか、ラーメンの中で一番ダイエットに向いている食品が何かと聞かれたら迷わず「そば！」と答えてしまいますもんね。
それぐらいヘルシーなイメージが強いそばなんですが、実は糖質制限ダイエット中にはそばは食べてはいけないと言われているんですよ。
こんなにダイエットに向いてそうなそばなのに、なぜ糖質制限ダイエット中は行けないと言われているのでしょうか。
今日はその理由についてお話していきたいと思います。
気になるそばのカロリーや糖質とは？
さて、ダイエットに向いていそうなそばですが、カロリー的には1食どのぐらいあるのでしょうか。蕎麦は1食あたり170ｇ程度と言われているのですが、カロリーが332㎉あると言われています。
これだけ見ても高いか低いか分かりませんよね。
そこでうどんと比較してみるとうどんは1食200ｇで300㎉と言われています。中華麺は180ｇで268㎉となっており、グラム数は違いますが1食あたりの量で計算してみると結構そばってカロリーが高いんですよね。
そして、気になる糖質ですが1食あたり40.2ｇと決して低くはないんですよ。これに出汁や付けダレなどが加わるとさらに糖質が増えますからね。
というわけで、糖質制限ダイエット中はそばは不向きな食材だということがお分かり頂けたと思います。そして、さらにそばは使うそば粉によって糖質の量が変わってくるんですよ。
そばは種類によって糖質が変わってくる
そばと言ってもそば粉には種類があります。
一番粉
そばは製造過程によって三種類に分かれます。
一番粉と呼ばれるそばは、そばの実を引く時に一番最初に粉になる部分のことですが、弾力が強く、のど越しが良いそばになると言われています。ちなみに、二番粉、三番粉と作られるのですが、数字が大きくなるに連れてそばが美味しくなくなると言われています。
では、一番粉の糖質ですが100ｇ中76ｇも含まれていると言われていて3つの中で一番多く糖質が含まれています。
二番粉
二番粉とは、一番粉で粉にならなかったもので、次に引いた時に粉になったもののことを言います。栄養バランスに優れていてスーパーでもよく見かけるのが二番粉のそばです。この二番粉のそばですが、100ｇ中糖質が67ｇ含まれていると言われていてまだまだ糖質の量としては多いです。
三番粉
三番粉は2番粉で残ったものをさらに粉砕して作ったそば粉で栄養価としては二番粉よりも高いのですが、食感としてはあまり良くないです。こちらもスーパーやドラッグストアなどでよく見かけます。
この三番粉と呼ばれるそば粉ですが、糖質量は58ｇと3つの中では一番低いですが、それでも糖質制限ダイエットには向かない量です。
そばはダイエットに向いているというけど…
こんなに高カロリーで糖質量も多いそばですが、世の中ではそば＝ダイエットに向いていると思われがちですよね。では、なぜこんなにもダイエット向きと言われているのでしょうか。
その理由の一つとしてそばは低GI食品と言われているからです。低GI食品とは脂肪になりくい食品のことなんですが、これは十割そばに限ったことで一般的なそばには当てはまりません。
ただ、十割そばも糖質量は残念ながら高いです。ですので、糖質制限ダイエットには基本的にそばは向かないことが分かります。
糖質制限ダイエット中にどうしてもそばが食べたい場合
さて、糖質制限ダイエットではそばはNGと分かっていてもどうしてもそばが食べたい！という人もいますよね。もしくは付き合いでどうしてもお昼にそば屋さんに行くなんてこともあるのではないでしょうか。
そこで、どうしても糖質制限ダイエット中におそばを食べる時の注意点についてお話しておきたいと思います。
トッピングに気を付ける
おそばと言えば、天ぷらそばや天かす、かき揚げなどをトッピングする人もいますよね。
しかし、これだとどうしても糖質が高くなってしまいます。そこでトッピングをしないざるそばやかけそばなどにしておきましょう。
もし、どうしてもトッピングしたい場合はワカメそばや月見そばなどはOKです。
ゆっくり食べる
そばってのど越しが良いのでどうしてもツルっと食べてしまいますよね。でも、早く食べてしまうとどうしてもお腹が満腹になりません。そうなると、「おにぎりでも食べようかな」という気持ちになってしまいます。
ですので、そばはゆっくり食べること。そして、できれば低GI食品である十割そばを選ぶようにしましょう。
糖質制限ダイエット中のそばのまとめ
以上、糖質制限ダイエット中にそばを食べてはいけない理由についてお話してきました。
基本的には麺類自体が糖質制限ダイエットには不向きだと言えそうですよね。
できれば食べないようにしたいところですが、どうしてもそばを食べたい場合はトッピングに気を付けて、ゆっくり食べるようにしましょう。
