食欲の秋という言葉がありますが、別に秋じゃなくても食欲が増すことって多いですよね。お腹が空いた時食べ物のことを考えれば考えるほど余計、お腹が「ぐ~」って鳴ったりして、恥ずかしい思いをした人もいるでしょう。
そこで、ここではなぜお腹がすくのか、そして食欲を抑える方法についてお話していきたいと思います。気になる人は是非チェックして下さいね。
なぜ、お腹が空いてしまうのか?
さっきご飯食べたばっかりなのに、もうお腹が空いてしまった…なんて思ったことはありませんか。お腹が空くのは健康な証拠ではありますが、あれだけ食べたのに食後のデザートはペロリと入ってしまう…という経験がある人も結構多いと思います。そこで、なぜお腹が空いてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
・食欲のメカニズムについて
お腹が満腹になる時というのは、満腹中枢が刺激されて感じます。これは、血糖値が上がることによって感じるサインで空腹の時には血糖値が下がるのです。血糖値が下がると体に蓄えられている脂肪が分解され、エネルギーを作る時に遊脂肪酸ができ、血中に増えることで摂食中枢が刺激されお腹がすいてしまうのです。
ということは、胃の中のものが消化されてからっぽになった状態が空腹のサインではなく、血糖値が下がり、摂食中枢を刺激することで空腹を感じるようになるというわけです。だからこそ、ダイエットにおいて血糖値のコントロールは重要で、血糖値が下がることでお腹が空くのは嘘の空腹感なんですよ。
・甘いものをたくさん食べるとお腹がすく
甘いものを食べ過ぎると血糖値が急に上がります。そうすると、インスリンが過剰分泌され、きゅうげきに血糖値が下がっていきお腹が空きやすくなってしまうのです。チョコレートや清涼飲料水なんかの他に炭水化物であるご飯やパン、麺類などもたくさん糖類が含まれているので注意が必要ですよ。
昔、炭水化物抜きダイエットって流行りましたよね。他にも糖質オフダイエットなんかも最近流行っていますが、血糖値のコントロールがいかにキーポイントになっているかが分かると思います。
・睡眠不足になるとお腹がすく
食欲に関わるホルモンにグレリンとレプチンがあるのですが、グレリンは摂食中枢を刺激すると言われており、睡眠時間が短い人ほど多く分泌されると言われています。ということは、普段からあまり睡眠が十分にとれていない人はお腹が空きやすく、過食気味になってしまうということです。
・ストレスでお腹がすく
多少のストレスなら問題ありませんが、ストレスが過剰になってしまうと精神的に不安定になってしまい、体のバランスやが大きく崩れてしまいます。そうなると、脳も精神的負荷の影響を受けてしまい、食欲が増してしまうことがあるのです。
・ブルーライトの影響
ブルーライトと聞くと目に悪いと思っている人が多いと思いますが、実は体も影響を受けています。目から入ってくる刺激の性で、体内時計が乱れてしまい、眠気が起こらなくなってしまうんです。体内時計が崩れると生活習慣が崩れてしまい、睡眠不足や食欲が増してしまうことがあります。
・生理前にお腹がすく
生理前にお腹が空くのはホルモンが関係しています。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあるのですが、排卵後に妊娠を維持するために分泌されるのがプロゲステロンで水分や脂肪を溜めこむ性質があるのです。
また、生理前になると体重が増えてしまったり、便秘になってしまったりすると思いますが、これらの症状もホルモンの働きによるものです。
お腹がすいた時の対処法とは
そでれは、お腹が空いた時はどうしたら良いのでしょうか。ここでは7つの対処法を紹介したいと思います。
①水をがぶ飲みする
お腹が空いた時、気を紛らわすために水をたくさん飲む人も多いでしょう。水ダイエットというものがあるようにこまめな水分摂取は重要で、血液をサラサラにし、代謝アップにつながります。できれば、冷たい水よりも白湯が良いと言われています。また、カフェインが含まれた水分は利尿作用があるのでお水がおすすめです。
②歯みがきをする
歯みがきをすると、歯磨き粉の味が口の中に広がるため何か食べたいという気持ちが失せると言われています。ですので、お腹が空いたら歯みがきをすると良いでしょう。
③炭酸水を飲む
炭酸水は胃の中で炭酸が膨らむので満腹感を得やすいです。ただ、量が少ないと逆に食欲が増してしまうと言われているので最低500mlは飲まなければいけません。炭酸水もジュースではなく、何も入っていないものでできれば常温のものがおすすめですよ。
④ガムを噛む
ガムを噛むという行為は咀嚼回数が増えるので、満腹中枢を刺激してくれます。満腹中枢が刺激されるのまで20分はかかると言われているので、最低でも20分以上は噛むようにして下さい。
⑤スポーツをする
スポーツをすることで空腹感を紛らわすことが可能です。お腹が空いたなと思ったらちょっと散歩に出てみたり、家の中でストレッチしたり、筋トレすると良いでしょう。お腹が空いたのも忘れられるし、ダイエットにもなるし、一石二鳥ですよね。
⑥空腹を忘れるくらい夢中になれることをする
何かに没頭すれば空腹を忘れることができます。例えば、掃除をしたり本を読んだり、映画を見たり、何でも良いんです。没頭できるものを見つけましょう。
⑦ツボを押す
数年前に耳つぼダイエットが流行りましたよね。耳の中にはたくさんのツボがあるのですが、中でも飢点(きてん)と呼ばれるツボがダイエットのツボと言われており、食欲を抑えてくれると言われています。そこをギュっと押して刺激してあげると良いでしょう。また、手の平にある大腸区を刺激すると良いとも言われています。
お腹が空いた時は何か少し食べよう!
さきほど、ガムを噛むと良いという話をしましたが他にもおすすめの食べ物があるので紹介しておきたいと思います。
・ビターチョコを一片だけ食べる
血糖値を少し上げるだけでお腹が満たされるので、ビターチョコをひとつまみだけ食べるのも良いです。できれば糖分の少ないものを選ぶようにしましょう。
・低カロリーのおやつを食べる
こんにゃくゼリーやおからクッキーなどダイエットの定番のおやつを食べるのも良いでしょう。
・青い食器に入れて食べる
青という色には食欲を減退させる作用があると言われています。確かに食材の中に青いものってなかなかないですよね。そこで、青い食器をに食べ物を入れて食べるようにするとバクバク食べ過ぎないと言われています。
食欲が止まらない…なんてことにならないように普段から気を付けよう
さて、なぜお腹が空くのか、お腹が空いた時の対処法について見てきましたが、いかがだったでしょうか。この他にも食欲を抑えるための対策法として
・栄養のあるものをしっかり食べる
・朝ごはんにたんぱく質を取り入れる
・お腹が空かないように早めに寝る
・常に自分の体重を把握しておく
などなどがあります。私たちが普段感じている食欲は胃がからっぽになっているから感じる食欲ではありません。脳からの指令によって空腹を感じています。ということは、脳をコントロールすることが重要になってきます。
「お腹が空いたな」って思ったら食べる…のではなく、なるべく今日紹介した対策法を実行するようにして下さい。