泣きたいのに泣けない大人が増えているって本当!?涙活をしてストレスを発散しよう!

出産をして涙もろくなったという話をよく聞きますが、出産経験のある人はいかがでしょうか。また、若い時は強がっていたけど年齢を重ねるにつれて丸くなり、素直になったという人も多いのではないでしょうか。

ただ、最近は泣きたいのに泣けない大人が増えていると言われているんですよ。なぜなら、泣くという行為がマイナスイメージに思われてしまっているからです。泣きたい時にぐっと涙をこらえて頑張ることは悪いことではありませんが、泣きたい気持ちはあるのにそもそも涙が出てこないという人もいます。

しかし、涙を流すという行為は心と身体の健康を保つためにはとても重要なんです。そこで、涙の役割と泣きたいのに泣けないという症状の危険性についてお話していきたいと思います。

泣きたいのに泣けないのはなぜ?危険が潜んでいるって本当?

泣くという行為は私たちの心や身体の健康と大きな関わりがあります。というわけで、涙の役割について一緒に見ていきましょう。

涙は自律神経と関わりがある

泣くことは、実は笑ったり寝ることよりも大きなリラックス効果があると言われています。最近、涙活という言葉が流行っていますが、涙活をすることでリラックスし、精神的にも安定することができると言われています。

そんな涙は自律神経と深く関わっています。自律神経とは交感神経と副交感神経があるのですが、お互いにバランスをとりながらやる気を出させたり、リラックスさせたり調整しているんです。

この自律神経は自分でコントロールすることができないため、涙を流すことでバランスを健全な状態に戻そうとします。涙は自律神経のバランスを整えるのにとても重要な役割があるのです。

涙を流すことで健康になれる

私たちが涙を流す理由は、悲しい時、感動した時、怒った時、悔しい時、嬉しい時など様々な感情があります。この感情があまりにも強くなってしまうと、脳がストレスを感じ交感神経が優位になってしまうのです。

交感神経が優位になると、仕事中や勉強している時なんかはずっと緊張している状態で良いのですが、寝る時も交感神経が優位だと眠れなくて体調が悪くなってしまいますよね。そんな交感神経が優位の状態がずっと続いてしまうとめまいや発熱、頭痛、うつの症状が出てきてしまいます。

これを避けるために人は涙を流し、副交感神経を優位にさせることで、緊張が緩み、呼吸が深くなり、脳に酸素が行きやすくなって、混乱や敵意が解消されていくのです。泣いた後ってスッキリしますよね。

泣いた後の脳はよく眠った後と同じくらいの効果があると言われており、究極のリラックス方法になります。

涙にはリラックスできる涙とそうでない涙がある

リラックスできる涙というのは副交感神経が働いた時に出る涙のことです。副交感神経が動くのは悲しい、嬉しいなど情動の涙が流れた時です。例えば、玉ねぎを切った時に流れる涙やドライアイを防ぐために流れる涙にリラックス効果はありません。もちろん、嘘泣きにも効果はありません。

泣きたいのになけない理由とは

涙を流すことは健康に良いと分かっていてもどうしても涙が流れないのはなぜでしょうか。その理由として

・大人は泣いたら恥ずかしい
・すぐ泣くって思われたくない
・泣いたところで何も変わらないから

などなどあります。ただ、この状態がずっと続いてしまうのはとっても良くないです。

泣いてはいけないと思いつづけてしまうとどうなるの?

もし、泣いてはいけないとずっと思っていると

・なんだかすごく落ち込むことがあって泣きたいんだけど、泣けない
・今、自分は泣きたいのか泣きたくないのかよく分からない

という考えに陥ってしまい、うつ病の症状に近くなってしまいます。

涙活をして元気になろう!

そこで、まずは涙=悪いモノという考えを止めて涙を流す活動(涙活)を始めましょう。ただ、人前で泣くのはちょっと…って思う人もいると思います。そこで涙活のポイントについてまとめておきたいと思います。

涙活のコツ① 一人きりで泣く

人前で泣くのが嫌だという人は人のいない場所で泣くようにすれば良いのです。そうすれば、「泣き虫」と思われることはありません。怒りの感情が高まり過ぎて突然爆発するなんていうことを避けるためにも人のいない場所で思いっきり泣いておいた方が良いでしょう。

涙活のコツ② 定期的に泣く

涙を流すのは定期的な方が良いです。例えば、予定のないお休みの前日など集中的に泣ける時間を作り、思いっきり涙を流します。休みの日の前に泣けば目が腫れても心配する必要はないし、定期的に泣くことで自律神経も安定してきます。

涙活のコツ③ これなら泣ける!というのもを見つける

涙活では、出来れば自分の記憶以外の感情を高ぶらせて副交感神経を刺激した方が良いです。なぜなら、自分の怒りや悲しみを思い出して泣いてしまうと、マイナスの感情が浮かんでしまうからです。

そこで、涙活に必須アイテムとして映画、ドラマ、本、音楽などなどがあります。是非、自分の感情が高ぶる作品を見つけて泣く訓練をしましょう。

どうしても涙が出ない時はリラックスできる方法を見つけよう

いろいろ試したけどどうしても泣けない…という人は、心がとっても疲れています。そう言う時は無理やり泣こうとするのではなく、別の方法で心身ともにリラックスさせてあげましょう。その方法とは以下の通りです。

・自然がいっぱいなところに行く

緑があるところは癒しを与えてくれます、山や森、なんかはとっても空気が澄んでいて気持ちいいです。「そんなところ、遠くて行けないよ」っていう人は窓を開けて空気を入れ替えるだけでも良いでしょう。

テレビを消して自然音を聞いたり、花を飾ったり、遠くの山を見つめたり、近所を散歩したりすると良いでしょう。

・アロマを焚いてみる

香りの癒し効果は抜群です。アロマキャンドルやお香を焚いたりして是非リラックスして下さい。ラベンダーやカモミール、サンダルウッドなんかはぐっすり眠れる効果があると言われています。ミントやグレープフルーツなんかはリフレッシュ効果があると言われていますよ。

・お風呂でリラックスしてみる

冬場は湯船に浸かるけど、夏場はシャワーで済ませるという人も多いのではないでしょうか。そんな人は是非、お風呂に浸かるようにして下さい。38~40度のぬるま湯に15~20分ほどゆっくり浸かって心をリラックスさせましょう。

・睡眠の質を上げる

寝不足が続くと、思考回路がストップし、ストレスも溜まってしまいます。気力も体力も回復させるのには睡眠がベストです。疲れた時は1日何もしない日を作って割り切って眠りましょう。どうしても眠れないという人は目を閉じているだけでも良いです。暗くて静かな部屋でゆっくり目を閉じておきましょう。

・食事に気を遣ってみる

インスタント食品やジャンクフードにはたくさんの添加物が含まれています。できるだけ、無添加の食品を選ぶようにして胃腸を休ませてあげましょう。もちろん、ご飯を作る元気がない時はやらなくて良いです。ただ、普段からできるだけ無添加のものを選ぶ意識をつけておきましょう。

泣きたい時にきちんと涙が流せるように涙活をしよう!

さて、泣きたい時に泣けない理由や涙活のポイントについてお話してきました。泣きたいのに泣けないのはとっても辛いです。涙=悪いモノではありません。涙を流すことで心身共に健康になることができます。

できるだけ、定期的に涙を流す習慣を身に着けてストレスフリーな生活を送れると良いですね。

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