タイプ別に付け方の違いがあるの?香りがきつくなりすぎない、大人な香水とは

ふと誰かとすれ違った時にとっても良い香りがすると、なんだかハッピーな気持ちになったり、いい気分になることってありませんか。それとは逆でいつもいつも香水をプンプン臭わせている人には近づくだけで気分が悪くなってしまう…なんてこともあるかもしれません。

素敵な香りがほのかに香るのは女性としても魅力的だし、オシャレですよね。そこで、ここでは香水のタイプや選び方、他人に迷惑をかけないほのかに香る香水の付け方などについてお話していきたいと思います。とくに、香水初心者の方は必見です!

時間が経つと香りが変わる?香水の豆知識!

日本でも昔から香りを楽しむ文化「香道」というものがありました。この香道ですが、衣類に香りを移したり、着物の袖に匂い袋を忍ばせるなど間接的に香りを楽しむ方法です。

一方、香水が日本に初めて入ってきたのは江戸時代ですが、一般的になり始めたのは第二次世界大戦後と言われています。外国人は日本人と比べて体臭が強く、入浴の習慣がないことから香水を使い体臭をカバーしています。

しかし、日本人はもともと体臭が薄くとっても香りに敏感なため香水の量を調節しないとどうしても「付け過ぎ」と感じてしまうのです。このように昔からある香道と香水は少し用途が違います。だから、日本人はもともと香水のキツイ香りが苦手なんです。

香りの強さは濃度によって違う!

1つの香水には何百種類の香料が含まれているのですが、香水の香りの強さは香料の濃度によって違うのですが、これを賦香率と呼びます。この賦香率ですが、公的な基準はなくメーカーによって様々ですが、目安として

・バルファンは賦香率が15~30%、持続時間は5~12時間
・オーでバルファンは賦香率が10~15%、持続時間は5~12時間
・オードトワレは賦香率が5~10%、持続時間は2~5時間
・オーデコロンは賦香率が1~5%、持続時間は1~2時間

になっています。

香りのノートとは

香水はつけた時とある程度時間が経った時の香りが変化していきます。これは、香水に含まれている様々な香料の持続時間がバラバラだからです。一番最初に香る軽めの香りをトップノートと呼びます。持続時間は10分程度と短いです。

次に香水の中心になる香りをミドルノートと呼び、2~3時間持続すると言われています。最後にラストノートと呼ばれる香りはその香水のベースになる香りで~12時間続くと言われています。

香水のタイプとは

香水には主に4種類のタイプがあります。

・スプレータイプ

香水の中で最も一般的な形がスプレータイプです。デザインもカワイイものが多いのですが、結構量が出るので付ける時は注意が必要です。

・ボトルタイプ

蓋の付いている香水でそのまま肌に直接塗布していきます。バルファンなどの濃度の高い香水はボトルタイプが多いです。

・ロールオンタイプ

先端にボールがついているもので、肌に転がして使うタイプです。

・練り香水

ちょっと固めのクリームに香りが練り込まれているもので、クリームの素材によっては保湿効果を得ることもできます。アルコールが入っていないのでアルコールが苦手な人にはおすすめです。また、塗布する量も加減がしやすいです。

香りの種類を紹介

・フローラル系

花の甘い香りで女性らしい香りになります。

・グリーン系

ハーブや木の葉など植物の香りで男性にも人気があります。

・ムスク系

合成香料が使われており、石鹸や柔軟剤によく使われている香りです。麝香鹿の香嚢から採られていましたが、現在は国際取引は禁止されています。

・シトラス系

柑橘系の香りで男女ともに人気のある香りです。さわやかで万人受けしやすいのですが、長持ちはしにくいです。

・シプレ系

柑橘系の香りのオークモスやパチュリなどの香りを混ぜたさわやかで落ち着きのある香りになります。

・フゼア系

シプレ系とベースはほぼ同じでメンズ向きです。

・オリエンタル系

エキゾチックな香りでムスクやアンバーなどセクシー系の香りになります。

香水を選ぶ時のポイント

香水ってたくさん種類があるのでどれを選んだら良いか分からないですよね。そこで、香水を選ぶ時のポイントについてお話していきたいと思います。

●自分が好きな香りで選ぶ

「人気があるからこの香りにしよう!」「男性ウケが良いからこの香りにしよう」ではなく、自分の好きな香りで選ぶようにしましょう。

●TPOに合わせて選ぶ

付けていく場所によって香水を選ぶのは大事です。とくに食事の場所に香水を付けていくと食欲が減退してしまい、迷惑になってしまうかもしれません。たくさんの人が集まる場所では強い香りの香水を付けるのは避け、なるべく万人受けするものを選びましょう。

香りには好みがあるので、行く場所はもちろん相手によっても香りを変えるようにして下さい。

●ファッションに合わせて選ぶ

例えば、女の子らしさを強調したい時はパステルカラーやピンク系などの洋服にフローラル系の香水を合わせると良いでしょう。また、元気な夏のイメージのファッションの時はシトラス系などなど自分のファッションに合わせて香水を選ぶと良いですよ。

●季節に合わせて選ぶ

1年間同じ香水を付けるのではなく、季節によって香水を使い分けるのもオシャレです。例えば、夏はシトラス系やシプレ系で、冬は甘い香りのバニラ系やムスク系を選ぶなど季節によって使い分けると楽しいかもしれません。

香水を選ぶ時の注意点

では、実際に香水を選ぶ時の注意点について見ていきましょう。

●直接ボトルからにおわない

香水の香りは直接ボトルから嗅ぐのではなく、ムエット(匂い紙)に付けて嗅いだり、実際に自分の肌に直接つけてお試ししてみましょう。

●たくさんの香りを一度にお試ししない

香水を選ぶ時にあまりに香りを嗅ぎすぎて鼻がおかしくなったという経験、誰もが一度や二度はあると思います。実際、一度に嗅ぎ分けられる香りの種類は3~4種類と言われているので一度にたくさんの香りを試すのは止めましょう。

ほのかに香る香水の付け方とは

香りの好みは個人差があるので、周りに迷惑をかけず自分も楽しむことが大事です。そこれ、ほのかに香る香水の付け方についてお話していきたいと思います。

香水をつける場所ってどこ?

香水を付ける場所は体温の高い場所と言われています。ですので、一般的には脈を打つ場所につけると長持ちすると言われているんですよ。また、洋服で隠れた部分につけると控えめに香ります。

・手首
・足首
・太ももの内側・膝の裏側
・髪
・ウエスト
・耳の後ろ・うなじ
・胸元
・腕の内側

のような部分です。香りを控えめにしたい時は下半身につけると良いでしょう。また、汗をかきやすい場所につけると香りが濃くなるので付ける量には注意しなければなりません。

香水を付ける量ってどのくらい?

スプレータイプのものであれば、1プッシュで十分と言われています。例えばて首に付けるのであれば片方の手首に吹きかけて、もう片方の手首をすり合わせるだけでOKです。
ボトルタイプのものはボトルの口に指先を当てて、塗布したい場所に指を持っていく作業を2~3回繰り返します。

練り香水は自分でつける量を調節できるので指先でとって、好きな場所に塗布しましょう。ポイントは「ちょっと薄いかな」っていうくらいでOKです。

【まとめ】香水をつけてオシャレ度をアップしよう!

以上、香水の種類や香水の選び方、つける時のポイントについてお話してきました。香水って付けすぎると香害になってしまいますが、ほんのり香るととっても気分が良くなりますよね。是非、これから香水を使ってみようと思っている人は参考にして下さいね。

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