反抗期の中学生ってどんな感じ?男女別に見るその特徴と接し方とは?

中学生と言えば、思春期真っ只中!思春期を迎えた男女の多くは、親のことがだんだんウザくなり、友達付き合いが楽しくなり、反抗的な態度を取り始めますよね。これを第二次反抗期と呼ぶのですが、自分の中学時代を思い出すと「あ、心当たりあるかも」と思う人も多いでしょう。

そこで、ここでは反抗期の中学生の特徴と正しい接し方についてお話していきたいと思います。まさに、子供が今、反抗期で困っているという人は必見です!

反抗期の原因や特徴とは?

思春期を迎えた子供たちは体の成長や変化に戸惑いを覚えます。そして、体は大人に近づいているのに、心はまだまだ子供のままでその成長に付いていけない場合が多いです。身長は父親と同じぐらいなのにまだまだ腕力は勝てないとか、自分は子供なのか大人なのか分からないとかいろんなところで葛藤します。

そして中学生になると先輩・後輩と上下関係も出てきますし、学校生活を送る上で様々なストレスを抱えることが多いです。そのやり場のない思いが反抗的な態度となって親に対する態度として出てくるのです。

では、反抗期の特徴はどんなものがあるのか男女別に見ていきましょう。

【男子】

・言葉遣いが荒くなる

小学生の中間反抗期にも見られますが、これがさらにパワーアップします。

・すぐ手が出る

親を殴る…というより、イライラしてすぐに物に当たります。例えば、物を投げたり、壊したりなどなどです。

・大きな音を出す

イライラが止まらない時は、壁を殴ったり、机を叩いたりして大きな音を出すこともあります。

・母親に暴言を吐く

「うるせぇ!ババァ」「話しかけんな」など、母親に対して暴言を吐くのも男子の特徴です。

【女子】

・部屋に閉じこもる

女子の場合は、部屋に閉じこもって1人になりたがります。小学生のころまでは一緒にリビングで過ごすことも多かったのに、学校から帰るなり食事の時だけしか家族と顔を合わせないということも多いです。

・徹底的に無視をする

これは、女子特有の反抗期な気がしますが、親が言っていることを聞こえているのに全て無視します。男子のように暴れることはありませんが、母親にとって無視って結構厳しいですよね。

・言葉遣いが荒くなる

物を壊したりなどはありませんが、女子も男子同様、言葉遣いが荒くなる子もいます。

その他、男女共通して反抗期に表れる特徴としては

・タバコや喫煙、万引きなど不良行為をする
・化粧をしたり、髪の毛を染めたりして目立ちたがる
・挨拶や返事をしなくなる

というものがあります。

反抗期の中学生に対する接し方とは

では、反抗期の中学生に対してどのように接したら良いのでしょうか。子供の状態や家庭環境によって対処法は様々ですが、以下のことに気を付けると良いようです。

・イライラしている時に話さない

大人でもそうですが、カッとなっている時に話をしても正直、無駄ですよね。特に男子の場合、一度血が上ると1時間ぐらいはイライラしっぱなしです。そういう時は、冷静になるまでしばらく時間を置くようにしましょう。

「今、こいつに言ってやりたい!」という気持ちをぐっと抑えて放ったらかしておくことで、自分自身も冷静になれます。そのまま怒っていたら言わなくても良いことを言ってしまったかもしれません。それに、冷静に話をした方が案外話を聞いてくれます。

・信頼していることを伝える

親は、立派な大人になるようにとあれこれ口出ししたくなりますが、子供も自分で自立しようとしています。ですので、一人の人格者として認め、信頼してみましょう。この際、放置するのではなく、いつも気にかけているような言葉を言ってあげるようにして下さい。

例えば、些細なことでも良いので「手伝ってくれてありがとう」「今回は、よく頑張ったね」など声掛けをするようにして下さい。反抗期の子供は親から距離をとりたいと基本的には思っていますが、完全に放置されるとそれはそれで寂しかったりもします。ですので、適度な距離感を保つようにしましょう。

・夫婦仲良くする

夫婦が仲良くすることが反抗期と何の関係があるの?って思っている人もいるかもしれませんが、居心地の良い家庭を作ってあげることも大事です。誰だって、父親と母親が喧嘩しているところを見るのは嫌ですよね。

しょっちゅう、喧嘩していると「こんな家、帰りたくない!」ってなって、非行に走ってしまうかもしれません。親は子の鏡です。まずは、夫婦が仲良くすることで家庭環境を良くしておきましょう。

また、NGな接し方としては

・頭ごなしに怒る
・手を上げる
・くどくど説教をする
・スマホを取り上げる
・過干渉する
・よその子と比較する

などなどです。思い当たることがある人は、改めておきましょう。

反抗期がない子供がいるって本当?!

さて、今まで反抗期を迎える中学生についてお話してきましたが、全ての子供が反抗期を迎えるわけではありません。世の中には、反抗期がなくて悩んでいる両親もいるんですよ。

例えば、表裏のある子なんかは自分の方が勝っている相手に対しては虚勢を張り、それ以外の場所ではいい子を演じることができます。また、自分の気持ちを押し殺して自己主張できないパターンもあります。

自分の気持ちを押し殺している人は、いつか爆発して大きな事件を起こしてしまうかもしれません。また、自己主張できない場合は、いわゆる指示待ち人間になってしまう可能性があります。いずれにせよ、焦らず、しっかり子供を見ておく必要があるでしょう。

ただ、中には本当に親に対する反抗心がない場合もあります。この場合、親の価値感と子供の価値感が一緒ということが多いようですが、中には親のことを思って我慢しているという場合もあるかもしれませんね。

とにかく、反抗期がない子供でもしっかり話を聞いてあげることは重要です。

【まとめ】反抗期の中学生について

以上、反抗期の中学生の特徴や接し方についてお話してきました。反抗期だからと言って、頭ごなしに怒るのも良くないし、完全に放置するのも良くありません。適度な距離感を保ちつつ、見守るスタンスが大事です。そして「あなたを信じている」ということを子供に常に伝えるようにしましょうね。

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