子供からのSOS!愛情不足を感じている子供の特徴は?

いくら親として愛情いっぱいに育てているつもりでも、子供に伝わっていなかったら愛情不足になってしまいます。「うちは会話もそこそこあるし、大丈夫!」と思っている親も多いかもしれませんが、子供は嘘を付けません。

そこで、愛情不足を感じている子供の特徴と愛情不足の子供が大きくなったら将来、どうなってしまうのか、ここではお話していきたいと思います。

愛情不足の子供ってどんな感じ?

・わがままを言う

「抱っこして」ぐらいのわがままは問題ありません。しかし、「学校に行きたくない」「気分が悪い」など言い出したら愛情不足のサインかもしれません。自分のことを見て欲しいあまりに親が困るようなことをわざわざ言ってきたりするのでわがままを言いだした時は注意しましょう。

・爪を噛む

子供が爪を噛むという行為は不安やストレスを感じている証拠です。また、爪を噛んでいるのではなく、指しゃぶりをしている子も同じです。爪を噛むのがクセになってしまうと、爪形成に問題が出てきます。頭ごなしに叱るのではなく、愛情不足を認識し、接することで自然と治っていくことが多いです。

・おねしょや夜泣きをする

赤ちゃんの頃のおねしょと違って、子供の夜泣きやおねしょは寂しさからきていることが多いです。自分が愛されていると認識できれば自然と治っていくので、おねしょをしたことに怒るのではなく、愛情をかけて接していきましょう。

・パパやママ以外の人に甘える

普通、子供はパパやママに甘えるのですが、愛情不足を感じてる子供は別の大人に甘えようとします。これは、他の人に甘えることでパパやママの愛情を補っていると言えます。もし、このような行動が見られたら愛情が不足している証拠です。

・何でも自分でしようとする

「これ、開けて」「これ、切って」と自分にできることでも子供は「ママ、やって」と甘えてきます。しかし、何でも自立して自分でやるという子も中にはいたりしますよね。こういう子供は親に甘えるのが苦手なのかもしれません。

・表情がない

子供って、泣いたり、笑ったり、忙しいですよね。だけど、幼児期に構ってもらえなかったり、虐待を受けた子は感情が表に出なくなる傾向があり、これは比較的深刻な愛情不足と言えそうです。ただし、個性の場合もあるので注意深く見守りましょう。

・黒い絵を描く

子供に絵を描かせてみると、その時の心理状態が分かると言われています。一般的に、子供は絵を描く時、たくさんの色を使って絵を描くのですが、精神状態が不安定な時、色を使わないことがあります。もし、子供に絵を描かせた時に黒一色で絵を描いていたら何かしら不安やストレスを抱えているかもしれないので注意しておきましょう。

愛情不足の子供が大きくなるとどうなるの?

子供の頃、親の愛情を感じられずに育ってしまった子は大人になった時、さまざまな障害や困難を得ることになってしまいます。愛情不足のまま大人になると自分は誰からも愛されていないと無意識に思ったまま大きくなってしまうことで、自己評価が低く、自分のことが嫌いです。

そうなると、他人のことがすごく気になったり、何とかして自分の評価を上げようとします。また、結婚して家庭を持った時にどうやって子供と接して良いか分からないという事態に陥ってしまいます。

しかし、どちらも診療内科やカウンセリングを受けることで回避することが可能です。

さらに、愛情不足の人の恋愛傾向として共依存の関係を築こうとします。お互いが「この人は私がいないとダメだ」と思い込むことで自己評価を上げようとするのです。まずは、自己評価を自分で上げて、自分自身を大切にしないといけません。

過去は変えられませんが、未来は変えられます。「どうせ、私なんて…」と思わず、自分のことを好きになりましょう。

子供に愛情不足を感じさせない接し方とは

では、子供が愛情不足を感じないようにするためにはどのようにしたら良いのでしょうか。

①子供の気持ちに寄り添い、理解してあげること

例えば、頭をよしよししてあげたり、大げさなくらい褒めてあげましょう。また、甘える時はしっかり甘えさせてあげると良いです。さらに、子供が何かに挑戦する時はあれこれ言わず、黙って見届けてあげましょう。

②過干渉しない

子供が大好きすぎて過保護になってしまう親は非常に多いです。しかし、あまりにも度が過ぎると子供は一人で自立することができません。また、親に褒められたいばかりに自分のことを着飾ろうとします。黙って見守るのも親の愛情です。

③ゲームやテレビばかり見せない

ゲームやテレビ任せの育児は、コミュニケーションも減るし、親子でお互いの気持ちを伝えることができません。メディアに過剰に接するのは良くないです。

愛情不足の子供に育てないように注意しよう!

以上、愛情不足の子供の特徴や将来、大人になった時に起こる弊害など見てきました。
子育てには正解がない分、これで良いのかどうか不安になることって結構多いですよね。ただ、もし自分の子供に今日、紹介したような特徴が見られる場合は少し子育てについて考えてみると良いと思います。

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